瓦屋根が雨漏りしたとなった場合には、瓦がずれてしまったり割れたりしたのではないかと思う人が多いかもしれません。
確かに瓦がずれたり割れることによって雨漏りが生じる可能性も考えられますが、そのほかにも様々な原因が考えられます。
防水シートや下地が腐食している
瓦がずれたり割れると、その下にある防水構造が浸食されることになり、雨漏りが生じます。
この場合には、瓦を元に戻せばよいというわけではなく、その下の侵食した部分の補修が必要です。
ずれたり割れている状態が長年放置されてしまうと、屋根全体が浸食されることにもなるでしょう。
このような場合には、瓦をすべて取り除いたうえで、すべて交換しなければならないケースも見られます。
土の減少
そして土の減少によって雨水が入り込んでしまうことも原因の一つとされています。
特に昔ながらの土葺き工法の場合には、瓦の下には多くの土が敷かれている状態です。
これが雨水が侵入するのをせき止めているのですが、もちろんこれはただの土であるため、長年の雨や風に耐えられるわけではありません。
少しずつ土が流出して痩せていくことにつながります。
定期的にメンテナンスを行えばよいものの、建ててからほとんど何もメンテナンスをしていないケースも多く、土不足になりいつ雨漏りしてもおかしくない状態になっているケースも多いものです。
築年数が経過しメンテナンスがなされていない場合には、一度すべての瓦を取り外して、土まですべて取り除かなければなりません。
補修を行った上でもう一度瓦をのせることによって、完ぺきに雨の侵入を防ぐことができるでしょう。
漆喰の剥がれ
そして漆喰のはがれが挙げられます。
瓦屋根の棟と瓦の隙間には漆喰が詰め込まれています。
これにより雨水の浸入を防いでいるのですが、漆喰が雨や風などによって割れてしまったりはがれた場合には、雨水は漆喰の下にある土の中に侵入し、あっという間に土が流れ出てしまいます。
この場合には劣化した漆喰を取り除き、新しい漆喰を詰め直す必要が出てくるでしょう。
瓦屋根から雨漏りが発生したら
瓦屋根から雨漏りが発生したら早急に対応することが必要です。
放置してしまうと、被害はどんどん広がってしまいます。
緊急対応を行っている施工業者に連絡を行って対応を行ってもらうと良いでしょう。
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