全国各地に建てられている住宅には、それぞれ異なる屋根材を使用していることは確認できます。
地域性や気候条件により違いはありますが。
屋根に使われる材料には瓦とスレートが主流です。
瓦とスレート屋根の特徴
東北より南側、西側に位置している地域では瓦屋根を採用している住宅は多い傾向にありますが、近年の新しい住宅ではスレート屋根を用いていることも目立つようになりました。
各材料の劣化の度合いで考えた場合、瓦屋根は圧倒的に耐久性に優れていて、50年から100年もの期間の耐用性があるとされており、実質的に半永久的に使えることが特徴的です。
一方でスレート屋根の場合は15年から20年の対候性ともされているように、劣化度で考えた際には瓦屋根が圧倒的に有利と判断することができます。
ところが、近年の住宅時用においては、洋風建築の住宅が増えていることに平行して、見栄えの良いスレート屋根を使う住宅が増えていることも実情です。
国内では大地震が発生することが目立つようになり、台風被害など他の自然現象でも住宅を破損させてしまう可能性は十分にあります。
自然災害を基準とした劣化度合いでは、瓦屋根は吹き飛んでしまうリスクが高く、スレート屋根の方が安定することも目立ちます。
瓦とスレート屋根のメンテナンス周期
瓦屋根は焼き物で作られているので素材自体は非常に頑丈でメンテナンスも20年から30年の間隔でも十分です。
スレート屋根は7年から8年程度の間隔でメンテナンスを行うことが必要とされ、どちらも塗り替えをメインにしています。
塗り替えの料金はスレート屋根の方が安く済ませられますが、瓦屋根は塗り替えタイミングが非常に長いこともあり、メンテナンスで考えた際にも違いが出ています。
昨今は地震対策を十分に施すことが広まっており、焼き物を利用する方法とスレートを利用する方法で考えた際には、後者の方が圧倒的に軽量化を施すことができ、住宅に余計な重量的な負担を掛けずに済ませられます。
他にもトタン屋根やガルバリウム鋼板を使った屋根材もあり、瓦屋根よりもメンテナンス期間は狭まりますが災害を考慮すると安心安全と判断することができます。