話題のSGL鋼板とはどんな屋根材?

GL鋼板

近年、リフォーム関係でネット検索すると、屋根素材にSGL鋼板を使用という例が出てきます。

このSGL鋼板について気になっている方もいるのではないでしょうか。

実はこのSGL鋼板とは、非常に優れた鋼板なのです。

そこで、このSGL鋼板の何がすごいのか特徴など交えて紹介をしていきます。

ガルバリウムとは

ガルバリウムは、亜鉛、アルミニウム、シリコンの3つから構成される合金をコーティングした製品です。

ガルバリウムの特徴は、錆びに強い、比較的安価、日射で表面が熱くなりにくいため、私たちの生

活の中で屋根やバルコニーなど様々な場所に使用されています。

このガルバリウム鋼板自体は、約50年前にアメリカで開発された高機能性鋼板になり、長年建築業界で主流で使用されてきましたが、近年は次世代ガルバリウムと言われるSGL鋼板(スーパーガルバリウム)が登場し、各メーカーも積極的にSGL鋼板に入れ替えているため活躍する機会が増えています。

SGL鋼板とは

SGL鋼板は、亜鉛、アルミニウム、シリコン、マグネシウムから構成された製品です。

ガルバリウムにマグネシウムが追加された事で今までの製品よりもメッキ組織が更に安定化し、電子電動率が低い事から腐食電流を抑制する性質も持つとされています。

またSLG鋼板の耐久性は、ガルバリウムの約3倍の耐久性向上が期待できるようになると言われています。

SGL鋼板の特徴

ガルバリウム鋼板は錆びにくいという特徴がありますが、SGL鋼板は更にこれが強化されています。

これはSGL鋼板を開発している日鉄鋼板株式会社の耐食試験でも実証されており、沿岸部近くの塩害が多くみられる地域でも、この影響が少ない事が実証済みです。

またSGL鋼板は加工しやすく、腐食進行の発生がしにくい特徴を持ち合わせます。

本来、金属建材の屋根と外壁は切ったり、曲げたりするの加工を多く行うため、加工個所のメッキ成分が薄れて錆びが発生しやすくなるのですが、SGL鋼板はこの腐食進行を強力に抑制する作用があります。

SGL鋼板の相場

SGL鋼板はガルバリウム鋼板より高機能になるため、当然価格も上向き方向になります。

ガルバリウム鋼板の相場は材質が低い物で1㎡あたりの材料費が約6千円前後、中程度素材で約9千円前後、高品質素材にもなると1万を超えます。

そしてSGL鋼板は、ガルバリウム鋼板よりも約数百円をプラスする事で提供する事ができます。
費用対効果を考えてもSGL鋼板が優れていることがわかります。

まとめ

SGL鋼板について間違いなく言える事は、ガルバリウム鋼板よりも少しだけ値が張りますが錆びにくく、腐食進行も防いでくれるため耐用年数も長くなり、費用対効果も高いため従来のガルバリウム鋼板よりも優れた材質であると言う点です。

もし不明な点がある場合は、業者へ相談すると更に詳細を教えてくれるので、聞いておく事をおすすめします。